「...Step by Step, One by One」

...11月21日(火)

先週もやってきた渋谷のBunkamura オーチャードホール。
既に開場時間の18時半もとっくに過ぎていたので、すぐに入場。
席は第一ブロックのうしろで、ステージの右側。
まぁ、もうちょっと正面だったら嬉しかったな、くらいの場所か。

19時に場内アナウンスがあり、しばらくすると暗くなる。
「ドドッ、ドドッ、ドドッ」というあの心臓の鼓動。
そう、「Heart of Rock 'n' Roll」でスタートだ。
観客はすぐに総立ち。

25年ぶり(!)に見るHuey Lewis and the Newsのライヴ。
3人編成のホーンセクションが加わったバンドは、
ギターとベース以外の四人がオリジナルメンバー。
Hueyはじめ、さすがに全員老けたけれど、元気一杯だ。
こっちも一曲目からコーラスの大合唱に加わる。
いやいや、この時点で「文句なしに最高!」の一言。

「Let's make it a night to remember!!」
と叫ぶHueyに、ホールを埋め尽くしたかつての若者たち(?)
も大歓声でこたえる。すごく良い雰囲気。
高音になるとちょっぴり苦しそうなHueyだったが、
あの「Golden Voice」でグイグイとオーディエンスを引っ張っていく。
バンドも(まだ若手の?)ギタリストをしきりにフィーチャーしつつ
(彼のストラト、良い音してたな~)、
全員が抜群に安定感ある演奏を聴かせてくれる。
特にドラマーのBill Gibsonの巧さが光っていた。

(とにかくクセのないステディなドラミングで、
悪く言ってしまえば強烈な個性に欠けるのだが、
これだけ頼りになるドラマーを見つけるのは大変だろう。
バックコーラスもバッチリこなしてるし。)

歌と演奏が素晴らしいのはモチロン、PAのサウンドの良さにも驚いた。
ドラムのタム音の抜け具合とか、スコーン♪とえらく気持ち良いし、
ベースの音もしっかり聴こえる。
先週、同じ会場で見た陽水氏のライヴと比較してしまうと、
(大変申し訳ないが)PAスタッフの圧倒的な実力差を感じた。

25年前の代々木オリンピックプールでは聴けなかった
あの「Jacob's Ladder」には、イントロだけで思わずウルっときてしまった。
会場全体がひとつになって、大いに盛り上がった「Heart And Soul」、
アンコールでの「Power Of Love」、そして「Stuck With You」
(この曲のハモンドのソロはいつ聴いても最高!)
...こんなに心の底から楽しめたライヴは何年ぶりだったろう?

Huey Lewis and the Newsといえば、世間的にはなんたって
「ベストヒットUSA!!」(by 小林克也氏)のイメージなんだろうし、
これでもかとヒット曲を連発してくれるサービス満点のステージだったけど、
本人たちの音楽的嗜好はあくまでもR&Bやソウルミュージック。
(現時点で未発表の)新曲も3曲ほど披露されたが、
モロに古き良きブラック・ミュージックのフレーバー満載で、
ナマのホーンは気持ちいいし、とにかくウキウキと楽しい!!

お約束のアカペラコーナーでは、The J. Geils Bandでお馴染みの
「Looking For A Love」もあったし、(コアなファンしか覚えてなさそうな)
「Four Chords & Several Years Ago」からの「But It’s Alright」、
「Plan B」からの「We're Not Here For A Long Time
(We're Here For A Good Time)」(これまたニクいタイトルだ)と、
二曲のメドレーでシブめに本編を締めくくったのも、
人気のピークが過ぎ去ってからのアルバムがどれも気に入ってる自分としては
とても嬉しかった。
ここら辺の音楽性にも、このアメリカン・バンドならではの底力を感じる。

そして、やはりアンコールの最後は「Workin' For A Livin'」で決まり!
「もっと聴いていたいよ~!」と思わせる一時間半弱のライヴが終了。
すぐにグッズ売り場に急いでTシャツを買ってしまう。
まだ20時半だったが、とてつもない幸福感に包まれたなぁ、
と余韻に浸りながら、まっすぐ帰宅の途に。

*今日の一曲:
 『Jacob's Ladder
 by Huey Lewis and the News (1986)

 Step by step, one by one,
 Higher and higher
 Step by step, rung by rung
 Climbing Jacob's ladder

このサビのコーラスを彼らと一緒に歌えたのは
本当に幸せな瞬間だったなぁ~。

 All I want from tomorrow
 Is to get it better than today

というフレーズにしても、ずっと解散することもなく
地道なライヴ活動を続けてきた彼らが歌うと、
なんとも味わい深いものがあるのだ。

ありがとう、Huey Lewis and the News!
来年リリース予定という新作を楽しみにしてるぜ!


20日のHuey Lewis and the News東京公演初日レビュー:
https://www.barks.jp/news/?id=1000149171

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