「...Ain't nobody messin' with you but you...」

猛暑日が続いて、すっかりヘロヘロな2015年の8月。
何も考えたくなくて、ただぼんやりと毎日を過ごしている。
やれ「戦後70年」だなんだと世間が騒ぎ続ける中で、
現実逃避するようにThe Grateful Deadを聴きまくり
(Jerry Garciaが逝ってしまって、もう20年になるのだ!)
それこそ何年ぶりかで高校野球に熱中している。

何故DeadとBaseballなのかって?
それは、Billという懐かしいヤツを思い出したからさ。
自分がDeadとVan Morrisonにハマるきっかけをくれた、
音楽と野球が何よりも大好きなCalifornianだった。
94年にはDylanの来日公演を一緒に見に行ったりもした。
その後、なんとなく疎遠になってしまったけれど。
どこまでも陽気で、親しみやすい彼のことだから、
きっとどこかで元気にしているんだろう。

...Deadの「In The Dark」というアルバムが突然売れた
1987~88年頃には米国に住んでいたから、
「Touch of Grey」や「Hell in a Bucket」といった
ヒット曲をどれだけラジオで聴いたか分からない。
正直言って、当時は彼らの音楽が全くピンとこなくて
「なんでまた今頃になって?」と首をかしげていたのだが。

ちょうど同時期には、DylanとDeadが共演したりして、
(忘れかけた頃に)ライヴ盤もリリースされた。
これがまた、ヒドい(?)アルバムで、「...wtf...?!」と絶句。
(今聴いても、「他にもっとマシなテイクがあるだろ...」
とか文句を言いたくなるような代物だし。)

何しろ、当時はTom Petty & the Heartbreakersが
Dylanのバックを務めていた時期だったからね。
彼らのしなやかに引き締まった演奏を聴いた後では、
Deadならではの「ゆるゆるした」サウンドが
とてつもなく気持ち悪かったのだ


Billと知り合ったのは、それから2~3年後だったかな。
「俺はDeadheadじゃない、あいつらほどイカレちゃないよ」
というのが口癖だったくせに、「お前はDeadを分かってない!」
とか興奮しちゃって、頼みもしないのに色々と教えてくれた。
まさか、自分がその世界にハマってしまうとは思わなかった。

そんなBillに「これから聴いてみなよ」と渡されたのが、
1989年~90年のツアーのハイライトを収録したアルバム、
Without a Net」のカセットテープだった。
最初は、あの「ゆるゆるした」演奏が気になって仕方ない。
けれど、そのうち「違和感」が「快感」になってしまう。

*今日の一曲:
 『Althea by the Grateful Dead (Live, 1990)

 I told Althea I was feeling lost
 Lacking in some direction
 Althea told me upon scrutiny
 My back might need protection

 I told Althea that treachery
 Was tearin me limb from limb
 Althea told me: now cool down boy -
 Settle back easy Jim


「In the Dark」発表後の1980年代後半から
Brent MydlandがODする1990年夏までのライヴ音源は
これでもかというほど出回っているのだけど、
どれもいいんだよなぁ。
この「Without...」にしたって、「Althea」から
「Cassidy」への流れなんて最高だもんね。
(Brentの早過ぎる死も悔やまれるよ。)

今ではJerry GarciaとBob Weirのギターの絡み合いに
「いやぁ、もぉ、やっぱこれしかないでしょ!」とか
ultimate musical ecstasyを感じてしまっているのだから
結論として、Billが正しかったということになるのか。
とりあえず、お礼を言っておかないとね。
Hey, Bill! Thanks, buddy!
(...Hope you’re doing fine, wherever you may be...)

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