「続・マイニィチィ フゥブキ フブキ コオリノォセッカイィィイ」

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5月23日(金)、井上陽水「氷の世界ツアー2014」
東京公演(@NHKホール)二日目のライヴを見る。

今回バックを務めるのはギター(×2)、ベース、ドラム、
キーボード、それに女性コーラス(x2)という7人編成のバンド。
前回、2010年に昭和女子大で見た時はベーシストが居なくて、
ドラムもパーカッションで代用という特殊な編成だったから、
オーソドックスな形態に戻ったということだ。

NHKホールの音響には全然期待していなかったが、
(武道館でJohn Mayerを見た後だったせいだろうか)
予想していたよりもはるかにまともなミックスで、
陽水氏のヴォーカルをしっかりと前面に出しつつ、
アコギのジャキジャキ感が普段より強調された印象。
(安田裕美氏に気を遣っていたのだろうか?)

今回はドラムが控えめだな、とか思ってたら、
ドラマーがいつもの山木秀夫氏ではない。
それに気が付いたのも、開演後しばらく経ってからだ。
言っておくが、今回の野崎真助氏のドラミングに
不満があった、とかいうことは決してない。
繊細に、かつ力強く、陽水氏をサポートしていた。

「5月の別れ」からの冒頭3曲でウォーミングアップをして、
アルバム「氷の世界」に収録されているナンバーを
そのままの曲順で演奏していく。

このミリオンセラーを「青春の一枚」として貪るように聴いた
<リアルタイム>のファンも大勢見に来ていたようだが、
以前も書いた通り)自分にはそうした思い入れもない。
とはいえ、今回のライヴにおける最大の楽しみが
あの名曲「自己嫌悪」をナマで聴くことだった。
そして、残念(?)なことに、出だしの「め●らの男」が
「見えない男」に変わっていたのだった。
あえてオリジナルの歌詞で歌って欲しかったなぁ。

ちなみにこの曲も含めて、幾つかの曲はキーを下げていた。
そのことは別に気にならなかったけどね。

 それよりもムカついたのは、どっかのバカがしつこく
 「『断絶』歌って!」とか「拓郎!」とかわめき続けたこと。
 「氷の世界ツアー」ってタイトルが付いてるじゃないか。
 「るせえ!黙ってろ!」と思ったよ。
 誰かに注意されたのか、途中から静かになったから良かったけど。

小春おばさん」もやっぱり泣けた。
あの「こぉはぁるぅ~♪」というサビの部分も、
若かった頃のように<絶叫>するという感じではなく、
かつて少年だった男が、その心の中で大事にしてきた思い出、
(おそらく既にあの世に行ってしまったであろう)おばさんと、
(当時の面影も失われてしまったであろう)田舎町に向けて
自分の声を届けるような、なんとも切ない響きになっていた。
前に座ってた(恐らく「小春」という名前ではない)おばさんも泣いてた。

「氷の世界」全13曲の演奏を無事終えると、
「リバーサイドホテル」からコンサート後半。
ヒット曲をこれでもかと連発...という訳でもなく、
「ジェニーMY LOVE」や「愛されてばかりいると」と、
やや渋めの選曲が光っていた。

そして、この夜のサプライズは、都内で療養中という
Sir Paulに捧げた「The Long And Winding Road」。
THE BEATLESをこよなく愛する陽水氏の気持ちが伝わる、
素敵な歌と演奏だった。

(バンド形態でのアレンジとしてはこれまでで最も良かった)
「最後のニュース」、そして必殺の「いっそセレナーデ」で本編終了。
(前日のNHKホール初日のフィナーレは「クレイジーラブ」と
「長い坂の絵のフレーム」だったらしい。こっちも聴きたかった!)

アンコールは「Happy Birthday」、星勝氏がゲストで登場した
「夢の中へ」、そして(絶対に外せないであろう)「少年時代」と、
まぁ予想通りの流れか。

そのままバイバイしてしまうのかと思ったら、
さらにもう一曲歌ってくれるようなので、
「何が飛び出すのかな?」とワクワクしてると、
ふんわりとしたイントロに続いて
「想い出 ひとつ ふたつ...♪」
本当にうっとりするような「眠りにさそわれ」だった。

これがまたラストナンバーにふさわしい歌と演奏で、
まさしく大人にしかできない熟練の力技というか、
もう完全にねじ伏せられてしまった。
「Good Night さよなら Good Night...♪」と、
なんともいえない余韻を残して、陽水氏とバンドの面々が
今度こそステージを去っていってしまう。

2時間以上のライヴはあっという間のようにも感じたけれど、
NHKホールを出ると、もう21時半近い。

あぁ、堪能したなぁ。
陽水氏の歌声をナマで聴けるのがどれほど幸せなことか。

4年後にはぜひとも「white」全曲演奏ライヴをお願いしたい
なんてことを思ったりして。

もう一度、心からありがとう、井上さん。


井上陽水 「氷の世界ツアー2014」 @ NHKホール
2014年05月23日(金)



01. 5月の別れ
02. 感謝知らずの女
03. 水瓶座の夜
04. あかずの踏切り
05. はじまり         
06. 帰れない二人
07. チエちゃん
08. 氷の世界
09. 白い一日
10. 自己嫌悪
11. 心もよう
12. 待ちぼうけ
13. 桜三月散歩道
14. Fun
15. 小春おばさん
16. おやすみ
17. リバーサイドホテル
18. ジェニー My love
19. 愛されてばかりいると
20. The Long And Winding Road
21. 最後のニュース
22. いっそセレナーデ
(アンコール)
23. Happy Birthday
24. 夢の中へ
25. 少年時代
26. 眠りにさそわれ

Band:
Guitar: 長田進
Guitar: 安田裕美
Bass: 美久月千春
Drums: 野崎真助
Piano & keyboards: 小島良喜
Chorus & Synthsizer: 澤田かおり
Chorus & Percussion: Lyn

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