「誰一人見てない...」

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先日、井上陽水氏のコンサートを見てきた。

会場は、昭和女子大学 人見記念講堂。
収容人数2,000人くらいのホールというのは嬉しい。
前回ここで見たのは、4年前のユッスー・ンドゥールだったっけ。
あれも楽しいライヴだったなぁ...

陽水氏のコンサートに行くたびに思うことだが、
観客の年齢層の高さは、デビュー当時からずっとファン、
という人たちがとてつもなく多いことを気付かせてくれる。
「GOLDEN BEST」で陽水氏の魅力にとりつかれた自分などは、
ファン歴せいぜい10年程度、「ヒヨッコ」扱いされるのがオチか。

昨年の「デビュー40周年記念」ツアーはチケットが取れず、
NHKの特番や武道館ライヴのDVDを見てガマンした。
今回はこっちも気合十分でチケットをしっかり入手。

新作発表のタイミングに合わせたツアーということで、
多少アプローチを変えてくるだろうなとは思っていたが、
いざ幕が開くと、こちらの予想をはるかに上回るものだった。

キーボード二名、ギターにパーカッションというバンド編成で、
ベーシストが居ない(!)。
いきなり<売れなかったアルバム>「バレリーナ」からの
「この頃、妙だ」という<あまり知られてない曲>でスタート。
全体的にかなり玄人好みの選曲だ。

ライヴでは定番ともいえる「夢の中へ」や「リバーサイド・ホテル」、
「傘がない」さえも歌わなかった。
初めて陽水を見る人にとっては、ちょっとキツかったかもしれない。

しかし!

「真珠」、「もしも明日が晴れるなら」、「虹のできる訳」など、
ライヴでは初めて聴く曲ばかり!

特に「もしも明日が晴れるなら」~「手引きのようなもの」という流れには、
思わずうるうるっときてしまった。

本編ラストは「長い坂の絵のフレーム」
遂にこの名曲をナマで聴けた!
ピアノの小島良喜氏のサポートは相変わらずの素晴らしさで、
あのやわらかいタッチのピアノがなんとも言えず心地良い。

パーカッションを担当していた「はたけやま裕」という女性は、
失礼ながら全く知らない人だった。
ベースがいないこともあってか、彼女の貢献度はかなりのもので、
特にソフトタッチな曲でのちょっとした、さりげないプレーが光っていた。
ブラシの使い方も上手だったし。

アンコールは「氷の世界」、「招待状のないショー」、「積荷のない船」、
そして<必殺!>「いっそセレナーデ」の四曲。
正直なところ、「氷の世界」はいらなかったな、と思うくらい
それに続く三曲が素晴らしくて、「陽水の世界」を思う存分堪能した。

筑紫哲也氏、忌野清志郎氏と親交の深かった友人たちが
たて続けに亡くなってしまい、陽水氏もかなりダメージを受けたと思う。
ステージ上の陽水氏は実に若々しいとはいえ、気がつけば既に62歳。
こうして彼のナマの歌声を聴けることがどれほど幸せなことか。
決して戻ってくることのない、かけがえのない瞬間...
あらためてしみじみと酔いしれた夜だった。

心からありがとう、井上さん。

井上陽水Tour 2010 Powder
2010年11月18日(木)
@ 昭和女子大学 人見記念講堂



01. この頃、妙だ
02. 娘がねじれる時
03. ミスキャスト
04. 闇夜の国から
05. ドレミのため息
06. 自然に飾られて
07. 覚めない夢 
08. 真珠
09. タイランドファンタジア
10. 限りない欲望  
11. もしも明日が晴れなら  
12. 手引きのようなもの
13. お願いはひとつ
14. 虹のできる訳  
15. Just Fit  
16. 少年時代
17. 長い坂の絵のフレーム
(アンコール)
18. 氷の世界
19. 招待状のないショー
20. 積荷のない船
21. いっそセレナーデ

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